2009年12月9日水曜日

アフィリエイト

AdSense を始めてみた。
自営業なので副収入は(もし入れば)うれしい、というのは実際あるけど、アフィリエイトというもの自体に、興味がある。

どれぐらいクリックされるのか?そもそもクリックされるのか?
そもそも、このニッチなページの需要がどれほどあるのか?
しばらく統計情報をみながらニヤニヤする日々が続くだろう。色々な意味で・・・

そもそも、アフィリエイトに興味を持った理由は、自分が気に入ったものを、如何にして他の人に伝えることができるか。ということを、考えたから。
だから私にとって、収入はおまけなのです。(おまけとはいえ、魅力的だけど・・・)

なぜ、気に入ったものを紹介したいのかというと、「なぜ誰も教えてくれなかったのか・・・」ってことが、ここ数年でかなり増えてきたから。

例えば、本。
フレデリック・P・ブルックス, Jr. 『人月の神話 新装版 - 狼人間を撃つ銀の弾はない』 滝沢 徹・牧野祐子・富澤 昇訳、ピアソン・エデュケーション、2005 年

この本は、1970 年代に初版が出版されたが、絶版となり、2002 年に増訂版として復刻した。
驚くべきことに、1970 年代に書かれたことが、現在でもそのほとんどが当てはまることで、サラリーマンだった 6 年間の経験にも合致することだった。
つまり、それまで経験的に判断してきたことが、もうそこに書いてある。
「だれか早く教えてよ・・・」
でも冷静に考えると、やはり周りの人たちも、知らないのかもしれないと思った。

自分の知ったことを、有効活用しなければ MOTTAINAI!
知らせたいものについて、記事を書き、それがお手軽簡単に見つけ出せれば、みんな幸せになれるのではないだろうか?
本当であれば、紹介対象をピンポイントで指定できればいいのだが、手間も掛かるし、過去の記事などのメンテナンスなども考えると、現実的でない気がする。

色々考えた末、AdSense を試してみることにした。
実はこの記事も実験の一環で、『人月の神話』の広告が出たら、うれしいかも。
出なくても、実験の対象ができて、うれしかったりする。

気をつける点は、ただ紹介すればいい、というものではなくて、必要な人に、必要なものを、見つけてもらうこと。
本であれば、内容や対象とする人などなど。
『人月の神話』の内容は、著者の経験から、ソフトウェア開発における、数々の事象について、実例を挙げながら丁寧に解説している。
対象とする人は、開発者から経営者までの幅広い層。
幅広い知識が詰まっていて、読者の領域以外の事柄を、知ることの大事さを教えてくれる。経験的に実務経験 2 年以上ぐらいから、この本の面白さがぐんと増す。読みながら、「うんうん、そうなんだよ・・・」って・・・

本は、人それぞれに、その本を読む時期(タイミング)ってものがあるような気がする。
その時期(タイミング)を逃さずに、適切な本を読むことができれば、その人の人生は、より楽しいものになる気がする。少なくとも私はそうだった。
だけど、適切な本って、本人では、なかなか気づけない。
そんな人に、ほんのちょっと手助けできるアドバイザーになってみたい。
そう、本のソムリエのような人。