2010年5月15日土曜日

Cubase でコードダイアグラム付きのタブ譜を作成

できないと思い込んでいた Cubase でコードダイアグラム付きのタブ譜の作成方法が、わかったので。備忘録として残しておく。

動作を確認した環境は、Cubase Studio 4

この記事の目的は、コード、コードダイアグラムおよび歌詞だけのタブ譜を作成すること。
メロディーとかその他は、知らないw

まずプロジェクトを作成する。
つぎに
「プロジェクト」メニューから「トラックを追加」-「インストゥルメント」を選択
HALionOne を選択して「OK」。
鉛筆ツールを選択(フルキーの8を押す)して必要な長さのパートを作成。
パートを選択して、「スコア」メニューから「選択したファイルを開く」を選択。

「スコア」ウィンドウを開いた状態で、「スコア」メニューから「設定」を選択。
「譜表」タブを選択し、その中の「タブ譜」タブをさらに選択。
「タブ譜モード」チェックボックスをチェック。
「適用」ボタンを押す。
「スコア設定」ウィンドウを閉じる。


「スコア」ウィンドウの「記号を表示」ツールを選択。
左側に表示された「記号」パレットから「他」を選択。

「コード記号」のボタンをクリック。

楽譜上のコード記号を追加したい場所をクリック。



「コード記号の編集」画面が開く。
「調の基音」、「ベース音」、「コードタイプ」、「テンション」を設定し、「適用」ボタンを押す。
「コード記号の編集」ウィンドウを開いたままで、楽譜をクリックして、再びコードの設定をし、「適用」ボタンを押していくと、連続してコード記号の設定が行える。
コードは、その位置を自由に移動できる。ただし、どの行に属するかに注意する必要がある。ちなみにどの行に属するかは選択してみると、行の先頭のマークと、行が青くなることで確認できる。属する行を移すには、コードをドラッグして、一度属させたい行の上を通過させるとよい。
「コード記号の編集」ウィンドウを閉じる。

次に、コードダイアグラム(Cubase 用語では 「ギターコード記号」)を追加していく。


「スコア」ウィンドウで「その他」パレットから「ギターコード記号」を選択。
楽譜上の追加したい位置をクリック。


「ギター記号」ウィンドウが開く。
ここで、一つ一つ設定もできるが、既定の設定を利用する。
「ライブラリ」をクリックすると、既定のコードが選択できる。利用したいコードがない場合、後で説明する方法でライブラリに追加することができる。
他の設定は、ご自由に(私の場合は、水平位置をチェック、5フレットに設定した)。設定を変える場合は、コードを選択してからおこなうこと。
「適用」ボタンを押す。

初期表示では、楽譜の行間隔が狭いはずだが、調整する方法がある。
「ギター記号」を置きたい位置に置く(上の行にめり込むと思う)
「スコア」メニューから「機能」-「画面表示を更新」を選択すると、自動的に間隔が調整される。

記号の縦、横位置を揃えることも出来る。
縦位置を揃えたい場合、横一列選択して、「スコア」メニューから「スコア要素の整列」-「垂直線を中心に表示」を選択する。

次に歌詞を追加していく。
今回は音符をまったく設定しないので、音符に属させる「歌詞(Lyrics)」は使えず、場所に属させる「テキスト(Text)」を使うことになる。




「スコア」ウィンドウで「その他」パレットから「Text」を選択。
楽譜上の歌詞を追加したい場所をクリック。
歌詞を入力。
このままだと、フォントが小さいので設定を変更する。
追加した歌詞を右クリックして、コンテキストメニューの「属性」を選択。




「フォント設定」で「フォント」および「サイズ」を設定。
「適用」ボタンを押す。

次に印刷を行うための設定を行っていく。
印刷はトラック単位で行いたい(パート単位では普通行いたくないはず)ので、「スコア」ウィンドウを閉じる。
「スコア」メニューから「レイアウトを開く」を選択。

「レイアウトを開く」ウィンドウで、開きたいレイアウトを選択して、「OK」ボタンを押す。
「スコア」メニューから「ページモード」を選択。
印刷イメージに近い形で表示される。
このままで満足なら、そのまま印刷すればいいが、私の場合は我慢できず・・・

「スコア」メニューから「オートレイアウト」を選択。
「オートレイアウト」ウィンドウで、「小節と譜表を調整」を選択。
「大譜表の最小間隔」を”60”に設定。
「最大小節数」を”4”に設定。
「OK」ボタンを押す。

ちなみに「全てを最適化」で有効となる「”垂直配置の調整”最下段の間隔」は、1ページに満たない場合、行を均等に配置してしまうので、使いたくない。(回避できる設定があるのだろうか?)



ページは、「スコア」ウィンドウの右下で切り替えることができる。

「ファイル」メニューから「印刷」を選択。
これで、とりあえずコードダイアグラム付きタブ譜が出力できる。


最後に、既定のコードダイアグラムに新たなコードを追加したい場合の手順について説明する。
「スコア」ウィンドウを表示した状態で、「スコア」メニューから「設定」を選択。


「スコア設定」ウィンドウで「プロジェクト」タブを選択。
「ページ」から「ギターコードライブラリ」を選択。


「新規」ボタンを押す。選択していたコードの下に、新規コードが追加される。
追加された新規コードのコードダイアグラム(左側)をダブルクリックする。(コード(右側)をダブルクリックすると別の設定画面が出るので注意)


上がヘッド側、右が1弦となる。
私の場合、左がヘッド側の表記に慣れているため、「水平位置」をチェック、5フレットに設定した。

設定方法は、マニュアルに書いてあるが、一応説明すると。
弦の上をクリックすると、押さえる箇所を指定できる。もう一度押すと消える。
ヘッド側の空白をクリックすると、開放、ミュート弦の設定が行える。
6弦の左側の空白をクリックすると、端のフレットの番号を変えることが出来る。


必要な設定をして、「終了」ボタンを押す。


設定した内容を判別し、自動的にコード名が付く。
「ソート」ボタンを押すと、コード順にソートされる。

以上説明終わり。


しかし、こういうことは周知の事実なんだろうか?
ググってもたいした情報がでてこない。まあ、マニュアル嫁ってことか・・・
ツールを使っているのか、ツールに使われているのか、分からなくなってくる・・・

2010年5月2日日曜日

リポジトリをApacheでさらす設定 - Apache 編

Subversion のリポジトリを Apache でさらすときの設定を書いておく。
概要
  • 参照用は、HTTP 接続で、無制限アクセス。
  • フルアクセス用は、HTTPS 接続必須で、制限アクセス。
  • それぞれの URL は別にして、同一のリポジトリをアクセスする。
  • 一部の URL は、ローカルネット内からのみアクセス可とする。


#
# リポジトリー(参照用)
#
<Location /svn>
  DAV svn
  SVNParentPath "/var/svn"
  AuthzSVNAccessFile /etc/apache2/svn/dav_authz

  <LimitExcept GET PROPFIND OPTIONS REPORT>
    Order Allow,Deny
    Deny from All
  </LimitExcept>
</Location>
<Location /svn/trac_ja>
  Order Deny,Allow
  Deny from all
</Location>
<Location /svn/private>
  Order Deny,Allow
  Deny from all
</Location>


#
# リポジトリー(書き込み用)
#
<Location /svn/dev>
  DAV svn
  SVNParentPath "/var/svn"
  AuthzSVNAccessFile /etc/apache2/svn/dav_authz
  SSLRequireSSL
  AuthType Digest
  # AuthName の値と digest パスワードの realm を合わせる必要がある
  AuthName "Subversion repositories"
  AuthUserFile "/etc/apache2/svn/dav_digestpw"

  <LimitExcept GET PROPFIND OPTIONS REPORT>
    Order Allow,Deny
    Allow from All
    Require valid-user
  </LimitExcept>
</Location>

<Location /svn/dev/trac_ja>
  Order Allow,Deny
  Allow from 192.168.1.0/255.255.255.0 127.0.0.0/255.0.0.0
  Require valid-user
</Location>

<Location /svn/dev/private>
  Order Allow,Deny
  Allow from 192.168.1.0/255.255.255.0 127.0.0.0/255.0.0.0
  Require valid-user
</Location>

期限切れ SSL用証明書の再作成 - 玄箱(Debian)編

うちの玄箱で運用している Apache の、SSL 用証明書が期限切れとなった。
ちなみに、玄箱の OS は、Debian に差し替え済み。
(SSL 用証明書の新規作成は、絶対領域 (AbsoluteArea)の徒然: そして玄箱へ… LV8 を参照)

よって、証明書の再作成をおこなう。多分正式には、証明書を破棄したりしないとならないのかも。
しかし、証明書の上書きという暴挙に出てみた。ま、所詮オレオレ証明書なので・・・
ちなみに、使用しているコマンドは、SSL 用証明書の新規作成時にカスタマイズした(といっても有効期限を延ばしただけ)コマンドなので、詳細は前述のリンクを参照されたし。

# make-ssl-cert-365days /usr/share/ssl-cert/ssleay.cnf /etc/apache2/ssl/apache2.pem --force-overwrite

いろいろ聞かれるが、前回入力したものがデフォルト値として表示されるので、そのまま了解し続けて、終了。

Apache を再起動
# apache2ctl restart

ブラウザでアクセスしてみると、無事、証明書が更新されていた。めでたしめでたし。